世界最強のお酒。
お酒好きなのであれば一度は聞いたこと、または口にしたことがあると思います。
ポーランドのスピリタスです。
ポーランドのお酒といえばズブロッカも有名ではありますが、本日はスピリタスを紹介していきます。
種別はポーランド産のウォッカ。
原料はライ麦で、蒸留を70回以上繰り返して作るそうです。
そのためアルコール度数は96%。まさに世界最強のお酒。
ちなみに注射をするときに使われる消毒用エタノールが度数70%前後なので、それよりも高いということです。
飲むときは火気厳禁。煙草を吸いながら飲もうとすれば火事になる可能性もあります。
北米の方では危険物として販売禁止にもなっているそうです。
そんな酒誰が飲むんだ。ただの罰ゲームではないか。
そう思われる方も多いのではないでしょうか。
実際にスピリタスは罰ゲームで利用されることが多いです。
好んで飲む人は少ないでしょう。
実際に作られているポーランドでは果実酒の原料や料理用に使われているそうです。
度数が高いため果実酒には適しているそうで、日本で使われるホワイトリカー的な位置なのでしょうか。
それ以外にも医療用として利用されているそうです。
さすがは96%の度数を誇る酒だけあります。
現地の人もそのまま飲むことは無い。
消毒用としても利用されるスピリタス。
実はわたくしの家にもスピリタスは常備されています。
結構使い勝手がいいんですよ。
掃除にも使えるし消毒にも使えるし。
話は逸れますが、酒税法の酒の定義は「アルコール分1度以上の飲料」であり、飲料として使用しなければ酒税は課せられないはずなのになぜか税金を取られているようです。
本来であれば飲料として使用する際に酒税を払うべきで、飲料として使用していないのであれば酒税を利用者に返還すべきです。
私は掃除にも利用しますが、たまに飲んだりも致しますので関係ないですが。
言うのであれば掃除に使用した分の酒税を返せというところでしょうか。
こんな感じで本来の利用目的とはかけ離れておりますが、飲んでも結構イケるんです。
度数が高いため味がしないと思ったら大間違いです。
セメダインのような揮発性の高い溶剤の香りのなかにほのかな穀物の香りがします。
口に含むと舌を刺激する感じはあるものの、若干の甘みがある。
以前はただのアルコールとしてしか見ておりませんでしたが、飲み続けるとスピリタスの良さがわかってきます。
【スピリタスの良いところ】
1.比較的簡単に手に入る。
酒屋であれば大体のところで売っています。
いつでもどこでも同じ味が飲める。
2.1400円程度の値段で購入できる。
96%の酒が1400円で購入できる。内容量は500ミリリットル。
四倍に薄めても20%以上の酒が2リットルになるお手ごろ感。
3.何かと割っても割物の味を損なわない。
ジンなどの香草系のスピリッツの場合、お酒の味が強く、その他の割りものとぶつかってしまいます。
しかしスピリタスは香り、味ともに強くないため、割りものにアルコールを足しただけの感じを味わうことができます。
こんな感じで消毒用や掃除用だけではなく本来の用途である「酒」としても使えるのです。
一瓶でいろんな用途にも使えるスピリタスはいかがでしょうか?
二本で2600円。二十年前のおねだ
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