最近日本のワインに目覚めている上岡です。
ナイアガラの香りの良さ、日本で作れられるメルローの個性、マスカットベリーAのフレッシュさなど大好きで、興味が尽きません。
実際、現地に行ってみていろいろ飲んでみたいな・・・と思い先日勝沼に行ってきました。
勝沼のワインは、白が人気・・・ということで白を中心に試飲してきました。
勝沼といえば、甲州という品種が人気。
そして、この甲州は「シュール・リー」という製法で作られています。
シュール・リーというのは、ワインの製造過程において澱引きをしない方法です。しない、というと語弊がありますが、通常は発酵の後すぐに取り除く澱を、一定期間残しておくことで、澱に含まれる成分であるアミノ酸がワインの味に深みを与えるという方法です。
ちなみに、日本の基準では、5ヶ月以上澱と接触させておいたものでないとシュール・リーとは言えないという規定があるようですね。
なぜ甲州種にシュール・リー製法を?というのが疑問だったのですが甲州種でふつうにワインを作るとあまり個性のないワインになってしまうので、変化をつけ、辛口のワインにする個性を出すために取り入れられるようになったようです。
澱で深みを出すなんて・・・もし失敗したら苦くなり過ぎたり大変なことになったりしそうですが、お酒の醸造って科学と、ロマンだなあって思う今日この頃。
奥が深いですね。
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