残念ながら当店にはおいておりません。
個人的には非常に置きたいお酒なんですが、なんせクセが強すぎて一般受けがしないからなんです。
その名の通り青ヶ島で造られた焼酎です。
一体青ヶ島ってどこよ!?
青ヶ島は東京です。八丈島のさらに南に下ったところにある島だそうです。
人口は160人程度。日本で一番人口が少ない村だとか。
そんな村で造られているのが青ヶ島焼酎のようです。
※行ったことも無いためネットの情報で失礼いたします。
原料は麦や芋。それを常圧で蒸留しています。
そのため穀物の風味豊か...というより穀物臭さが万人受けしません。
ただ、好きな人は好きです。
某も匂いの強い焼酎は「濃いいっ。飲んでるなぁ~」って気持ちにさせてくれるので好きなんです。
青ヶ島焼酎のロックを伊豆諸島特産のくさやを肴にして飲む。臭いのオンパレードといった感じでしょうか。
この焼酎を作っているのは青ヶ島酒造合資会社というところ。青酎ってやつが有名です。
同酒造メーカーが出来たのは1984年。それ以前は島に酒蔵は無かったのだとか。でも昔から青ヶ島焼酎はあったのです。
要は密造酒です。
日本では酒類製造免許の無い状態でお酒を造ることは酒税法で禁止されています。違反をした者は10年以下の懲役または100万円以下の罰金です。
青ヶ島も日本国内ですので、この法律に則る必要があります。しかーし、暗黙の了解で青ヶ島では密造酒を作ってもお咎めなしだったのです。
その理由は...
遠くて交通の便も悪く、酒税を徴収するよりも交通費の方が高いから。
税金はお国のため。税金徴収するためにそれ以上の税金はかけられないってことで野放しにされていたそうです。
税務官「行くのかったるいから放置でよくネ?」
こんな感じなのでしょうか。つまりみなさん自家製のどぶろくを呑んでいたみたいですね。
まさに島民皆、はん...
そもそも外から物品が届きづらい環境なので、造るしかないですもの。仕方が無いことです。仕方が無いことなんです。
まぁ最近では交通の便も良くなり、インターネットもつながるわけですので、自家製ってのは少なくなっているとかなっていないとか。
元々は個人消費のため、自家製で造っていた焼酎。
一般家庭の人が、大層な蒸留器などあるはずもなく、そのため昔ながらの焼酎の味となっているのだとおもいます。
最近では焼酎ブームがきてから脚光を浴びるようになったとか。
またこの青ヶ島焼酎の面白いところは、同じボトルなのに味が違うんです。
理由は杜氏(酒の作り手)がバラバラだからです。なんやら10人程度の杜氏がいて、各自のレシピ?で造っているのだとか。
人口160人の島のうち10人が杜氏ということは6%に当たるということですね...。
そんなプレミア焼酎のため、当店では在庫していません。ただ、お客様が望むのであれば置きたいと思っております。
ぜひアンサーに来たときは「臭いのが好き」と連呼してください。そうすれば入荷するかも!?しれません。
次回はさらに過激で臭いお酒をご紹介しようかと思います。
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