ウオッカをトマトジュースで割った真っ赤なカクテルが「ブラッディーマリー」。
ブラッディーには、"血まみれ"血みどろ"という意味があるので、カクテルの見た目からこの名前がついたと言われている。
ではこのカクテルのマリーって誰でしょうか?
これには幾つか仮説があって
1番有名なのは十六世紀のイングランドとアイルランドの女王、メアリー1世のことと言われている説です。
この女王は女子供含む300人の新教徒(プロテスタント)を処刑し、惨殺したことで知られており"血まみれマリー"という、とてもありがたくないあだ名がついてしまったというわけです。
美味しいカクテルの由来としては穏やかではありませんね。
自分が好きな説は、このカクテルを思いついた男性のところに、マリーといる友人が現れ、早速新作のカクテルを一緒に飲んだ。
ところが、そのマリーがカクテルをこぼしてしまい洋服が真っ赤っかに!
そこで「オー、ブラッディーマリー!」と叫び、カクテルの名前になったと言うわけです。
味の調節のしやすいカクテルで、タバスコ、ブラックペッパー、ソースなどを加えることもあります。
自分の好みは、シンプルにウォッカにトマト。
グラスをハーフのスノースタイルで、塩分を調節しながら飲むのがお勧めです。
またバリエーションも豊富で、ウォッカをジンに変えて「ブラッディサム」、テキーラに変えると「ストローハット」。
ビールに変えて「レッドアイ」、トマトジュースをクラマトジュース(ハマグリなどのエキスが入ったトマトジュース)に変えると「ブラッディシーザー」と様々。
ちなみに、「バージンマリー」というのもあって、これは「ブラッディーマリー」のウォッカ抜きのこと。
つまりほぼトマトジュースってことですね。
お酒が飲めないのに、バーなんぞに行く羽目になってしまったら、「バージンマリー」とカッコつけてみるのも如何ですか?
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