探偵うんちく「シャルトリューズ」_六本木探偵バーANSWER

シャルトリューズ(Chartreuse)

ヨーロッパでは昔から秘伝の極秘処方でリキュールを作っている僧院がありました。
この僧院で作ったリキュールを総称してモンク・リキュールと呼びます。
今回はこのモンク・リキュールの代表格、シャルトリューズについて書きたいと思います。

シャルトリューズは、シャルトルーズ修道院に伝えられた薬草系、いわゆるハーブ系リキュールの銘酒であり、「リキュールの女王」とも称されています。
このリキュールの女王様、なんとも神秘的なお方です。

シャルトリューズの誕生は古く、不老不死の霊薬として1605年にカルトジオ会で作成された処方がフランス王アンリ4世の式部官であったマレシャレ・デストレに捧げられ、1764年にシャルトルーズ修道院にわたり、1767年に製造が始まったとされています。
これに更に神父ジェローム・モベックが注釈をつけた処方が現在のヴェール(緑)の製造法の原型であり、更にその後1838年になって、神父プルーノ・ジャケによってジョーヌ(黄)の処方が作成されました。
何が神秘的かって、1970年以降は民間企業で製造されるようになったにもかかわらず、その詳細な製造法は現在でもシャルトルーズ修道院の修道士3人のみが知る秘伝となっているというから驚きです。
一説には、カルト教団によってレシピが作成された、なんて話もあるぐらい、その誕生はベールに包まれているのです。

ブランデーをベースに、アンゼリカ(セイヨウトキ)、クローブ、コリアンダーをはじめとする130種類のハーブを加え、5回の浸漬と4回の蒸留を経て調整されるということだけが公表されていますが、コリアンダーなんて、カレーに使用されるハーブというよりはスパイスです。
もう一部だけ下手に公表されるほうが、むしろ興味を惹かれます。

その誕生のきっかけが修道士たちが不老不死の霊薬を作ろうとした、というところからもただならぬ雰囲気を感じますが、そのためかエリクサーの一種として数えられているとのことです。
みなさん、エリクサーですよ、エリクサー。
薬草やパンなんかとは比べ物にならない効能で、死んだ仲間を生き返らせることもできるあのアイテムです。
正式には、錬金術によって作成された、飲めば不老不死となることができると伝えられている霊薬、万能薬とのこと。
修道士たちが協会にてひっそりと作成したシャルトリューズは、見事このエリクサーの一員として認められているということです。
それを、私たちが口にすることができるという、この幸せ。
とっても素敵なことだと思いませんか?

味は、ヴェール(緑)がハーブの風味を強調した感じの味になっています。
ジョーヌ(黄)は、ハーブに加えてはちみつのようなとろりとした甘さを持ったものになっています。
直接飲んだ場合の飲みやすさもジョーヌの方があり、カクテルにもこちらの方がよく用いられます。
アルコール度数は、高めでベールは55度、ジョーヌは40度とウイスキー並みの高さを持っています。
もともとは明治時代に、薬酒として、薬を取り扱う薬問屋が輸入していたそうですよ。

有名なのはアラスカなどのさっぱりしたカクテルですが、食前酒にも用いられることも多いハーブ種です。
是非とも、ストレートで味わっていただきたいものです。
他のお酒では味わえない、不思議な風味を感じ取ることができると思いますよ。

つらいことがあって、何をしても元気が出ない、いつもはたっぷり寝れば治るのに・・・。
そんな、目に見えない何かに傷つかれた方、探偵バーANSWERで、不老長寿の妙薬エリクサーなるお酒を味わってみてはいかがですか?
心も体も元気になると、思いますよ?

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