探偵うんちく「一ノ蔵」_六本木探偵バーANSWER

一ノ蔵

アンサーでは日本酒を現在3種類置いています。

そのうちの一本は一ノ蔵の辛口です。

一ノ蔵酒造、この酒蔵には自然と頭が下がります。
素晴らしい企業理念を持ち、それを実行している酒蔵です。
是非、皆さんにも如何に一ノ蔵酒造が凄いのか、少しでも知っていただきたいので今回のコラムを書きます。

企業理念を実行に移すことは利益追求の世界ではなかなか難しい事もあるでしょう、ましてや自分たちも同じ立場でありながら未来の為に、受けた恩に報いるために、自分たちが立ち上がる。
一ノ蔵酒造が立ち上げたプロジェクトを知り鳥肌が経ちました。

一ノ蔵酒造は昭和48年に浅見商店、勝来酒造、桜井酒造店、松本酒造店、この四社が企業合同して一つになり誕生しました。

自然との共生を大切にすること、伝統を守ること、お客様に満足していただくこと、地域振興に繋げること、この四点を一ノ蔵酒造は酒造りの原点としています。

この地域復興という企業理念を一ノ蔵酒造は貫きます。

約2年前の震災。

一ノ蔵酒造は宮城県大崎松山の本社蔵があり甚大な被害をこうむりました。
13,000本の酒、米4.3トンは破棄するしかなく、酒母やもろみも亡失してしまいました。

そんな中、一ノ蔵の社員174名が一丸となり11目で出荷を再開したというのですから驚きです。
しかし無情にも4月7日の震度6弱の余震で約4,000本の商品と復旧途中の設備に損害が出てしまいます。
その復旧にかかった期間が震災からわずか1ヶ月半!
御自分の生活に支障が出た社員さんもいたでしょう、そんな中一丸となって復旧に全力を尽くしたそうです。

同じ状況下におかれたら私はそのようなことができるだろうかと思わず考え込んでしまいました。

一ノ蔵が震災を振り返った際のコメントで「応援してくれた方に感謝している」という内容のものがありました。
「皆様から物心両面に渡る支援に感謝しています」とのコメントもしています。

そして、その感謝の気持ちを具体的に表す為に、企業理念を実行に移すのです。

2012年3月15日、一ノ蔵酒造は「皆様から賜った御恩に少しでも報いたい」という思いから、被災した子供達を支援するプロジェクト「未来へ繋ぐバトン 醸造発酵で子供たちを救おうプロジェクトF14」を発足します。
バトンという単語を使用したのは、一ノ蔵さんがうけた恩を将来を担う子供たちにバトンに見立てて渡す、そして子供たちが次の世代にまたバトンを渡す、という思いからとのことです。
「一ノ蔵 素濾過特別純米生原酒 3.11未来へつなぐバトン」を発売し、売上金を「ハタチ基金」へ全額寄付することを発表。
2012年5月25日、売上金685万円を全額寄付したことを報告しました。

私は思うんです。
安全圏からの寄付や支援でも凄い事です。
偽善と揶揄する方もいるかもしれませんがやらないよりやった方が良いに決まっていますから。
それだけでも私は尊敬します。
ところが一ノ蔵酒造は被災した立場です。
その立場の企業が支援プロジェクトを立ち上げ寄付をする。
言葉になりません。
私のつたない文章力では賛辞の言葉を言葉にするほど、この素晴らしい行いがチープになってしまいそうです。

一ノ蔵のお酒をアンサーでできるだけお客様に進めることで、一ノ蔵酒造に対する尊敬の念を表していこうと思っています。

かといって言葉にしないと伝わらないことが多いということも職業柄理解しております。

ですから一言だけ、一ノ蔵酒造さんへ

あなたたちはカッコ良すぎます。

探偵より

「お酒コラム」に戻る。

お問い合わせ

探偵バーANSWER

東京都港区六本木6-8-8ゴーディビル2F

電話番号

03-5772-9554

営業時間

19:00~翌05:00

定休日

日、月、祝

商標について
お酒コラム
探偵のお酒コラム

お酒にまつわる熱い思いを
コラムにしたためました。

管理栄養士
探偵BARには管理栄養士が居ます!

ツイッター始めました。

お問い合わせQR
お得情報満載のメルマガ登録はこちら!
mag@bar-answer.com

探偵バー登録HP
食べログ  ぐるなび

探偵BAR ANSWER all rights reserved