スプモーニ。
はじめてこれを飲んだ時、カンパリの薬っぽさが苦手でダメだった。
しかし、年齢を重ねると「クセのあるもの」「苦味のあるもの」「辛みのあるもの」などが好きになってくるもの。小さい頃飲めなかった珈琲が飲めるようになる。小さい頃食べられなかった香草が食べられるようになる。小さい頃に苦手だったワサビが好きになる。
そして、苦手だったカンパリが飲めるようになる。
今では、カンパリソーダとスプモーニは、食事に行ったときに頼むことが最も多いカクテルになっている。
スプモーニとは。
カンパリをベースに、グレープフルーツジュースと、トニックウォーターを加えたもの。
ね、想像するだけで美味しそうでしょう?
色も綺麗な橙~薄赤色で、女性にぴったりのカクテル。
イタリア生まれのカンパリから作るスプモーニは、イタリア料理に合わせるのはもちろん、とにかくさっぱりとしているので何にでも合う。とくにこってりした料理の時には、口や胃の中をすっきりさせてくれるような感じで、食前・食中に飲むのにはぴったりなのだ。
ちなみに、カンパリは実はオランダのリキュールを真似して作ったもので、純粋なイタリア産とは言えないかもしれないとか何とか…このあたりの真偽は、ご自身の責任でお願いしますね(笑)
前回ご紹介したズブモーニは、このカンパリを入れず、代わりにズブロッカ入れちゃえ!ってやつですね。
全く違う味わいになりますね。どちらも美味しいです。
他にもバリエーションはいくつもあります。
■ディタモーニ
もう名前からして明らかですね。カンパリの代わりにディタ(ライチリキュール)を使います。これも女性が喜びそう。ディタは色がついてないので、全体的に薄黄色のカクテルになりますが、グレナデンかブルーキュラソーを少し垂らしてグラデーションを作ったら綺麗そうですね。
■スーズ・スプモーニ
こちらは少し馴染みのない名前でしょうか?「スーズ」という、これまた薬草系のリキュールがあるのですよ。リンドウの根が主な原材料で、ピカソなんかが好きだったらしいです。ちょっと気になりますね。
その他にも、オリジナルで「MIDORI・スプモーニ」(メロンリキュールを使ったスプモーニ)や「ミント・スプモーニ」(ミントリキュールを使ったスプモーニ)など、様々なバリエーションが出来ているよう。
うーん。「シャンボール・スプモーニ」なんでどうだろう?
想像したら美味しそうなんですが…今度アンサーに入った時に試してみようと思います!
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