探偵うんちく「ベルモット」_六本木探偵バーANSWER

ベルモット(vermut)

ベルモット、またはヴェルムト(Vermut、Vermouth)とは、白ウィンを主体とし、ニガヨモギなどの香草やスパイスを配合して作られるフレーバードワインです。
ニガヨモギというのは食品添加物として認可もされているハーブで、清涼飲料水やリキュールなどにも幅広く香りづけとして使われています。
葉や枝は健胃薬や駆虫薬として使用し、干したものを袋に詰め込み衣類の防虫剤としても用いられるなど身近な薬草ともいえますが、一度にたくさん摂取するとツヨンという成分によっておう吐や神経麻痺といった症状も起こる可能性があり習慣性が強いために連用は危険なのだとか。
そんなニガヨモギが香りづけとして配合されているということから、ドイツ語のニガヨモギの意である(wermut)からベルモットという名前になったという説が有力なのだそうです。
イタリア北部のトリノを中心としたピエモンテ地方が代表的な産地ですが、現在ではフランス、スペインをはじめ世界各国でつくられています。
ニガヨモギ以外にもアンジェリカ、ビターオレンジの皮、コリアンダーなど20~40種類以上の植物が使用されているようですが、それらの配合は各社の秘密になっているとのことです。お酒、特にハーブ系のものは、配合や製造過程が秘密だの門外不出といったもの、多いですよね。なんだか隠されると神秘的になるから不思議です。

そんなベルモット、大きくわけて二種類に区分されます。
イタリア発祥の甘口なスイートベルモットとフランスで製造されたドライ・ベルモットです。
スイートベルモットはハーブの風味が強く、多くはカラメルで着色してあるために淡褐色です。チンザノ社やマルティーニ社製のものが有名で、カクテルではマンハッタンに使用されます。イタリアではその色味からか通称赤を示すロッソ(Rosso)と呼ばれています。また、カラメルで着色をしないものを黄金色のビアンコ(Bianco)と呼んで区別化をしています。
ドライ・ベルモットは白ワインにブランデーを加えて補強し、香りを付けたものです。糖分は少なく無力に近い色をしていて、その分辛口に感じます。

これらスイート・ベルモットとドライ・ベルモットをグラスに同量注いでオンザロックスタイルにしたカクテルを「ベルモット・ハーフ&ハーフ」と呼び親しまれています。
また、白ワインがベースということで味はワインに似ていて、配合されたハーブやスパイスは豊かな香りで楽しませてくれるので、ぜひ女性にも楽しんでもらいたいお酒の一つです。


ちなみに、ベルモットと聞いてあるキャラクターを思い浮かべる方は多いと思います。
悪の組織に身を沈めつつも変わらぬ美貌と義理固さから人気も高い人物です。
そんな彼女の名前の由来となったお酒、是非お試しあれ。

※ベルモットとは名探偵コナンに出てくる黒の組織の幹部女性のコードネーム

「お酒コラム」に戻る。

お問い合わせ

探偵バーANSWER

東京都港区六本木6-8-8ゴーディビル2F

電話番号

03-5772-9554

営業時間

19:00~翌05:00

定休日

日、月、祝

商標について
お酒コラム
探偵のお酒コラム

お酒にまつわる熱い思いを
コラムにしたためました。

管理栄養士
探偵BARには管理栄養士が居ます!

ツイッター始めました。

お問い合わせQR
お得情報満載のメルマガ登録はこちら!
mag@bar-answer.com

探偵バー登録HP
食べログ  ぐるなび

探偵BAR ANSWER all rights reserved